【3月14日 AFP】国連(UN)の活動に関連する性的搾取・虐待の申し立てが2017年は138件あったことが分かった。国連が13日、明らかにした。およそ半数は平和維持活動(PKO)要員に対するものだったという。

 アントニオ・グテレス(Antonio Guterres)事務総長は報告書の中で、PKOと政治ミッション関連では2017年は10のPKOと1つの政治ミッションの要員に対して62件の申し立てがあり、2016年の104件から減少したとしている。特に2016年に52件あったPKOの国連中央アフリカ多元統合安定化派遣団(MINUSCA)関連は、17年は19件と大幅に減少した。

 グテレス氏は「国連の旗の下で活動するいかなる個人も、性的搾取や虐待に関わってはならない」と述べた。国連PKOには9万人以上の軍事要員が派遣されている。(c)AFP