【3月14日 時事通信社】トランプ米大統領が国務長官に指名したポンペオ中央情報局(CIA)長官は、共和党の草の根保守運動「ティーパーティー(茶会)」の後押しを受け下院議員選に当選した保守強硬派として知られる。北朝鮮に関しても、金正恩朝鮮労働党委員長排除の可能性に言及するなど強い姿勢で臨んできた。

 ポンペオ氏は陸軍士官学校卒業後、機甲部隊に所属し東西冷戦の最前線でも任務に当たった。退役後、ハーバード大法科大学院を修了。カンザス州で企業経営に乗り出し、2010年の下院議員選で初当選。16年に4回目の当選を果たした。

 下院議員時代はイラン核合意の破棄を主張したほか、12年に起きたリビア東部ベンガジの米領事館襲撃事件をめぐり、特別委員会でクリントン元国務長官の対応を厳しく追及。CIA長官として「最も党派的な人物の一人になる」(ニューヨーク・タイムズ紙)と評されていた。

 長官就任後も強硬発言が目立った。昨年7月には安全保障関連のフォーラムで、北朝鮮について「最も危険なのは(核兵器を)支配している人物だ」と指摘した上で「最も重要なのは、そうした(核)能力から(使用の)意図を持つであろう者を分離することだ」と主張。金正恩氏の排除を示唆したと受け止められ、北朝鮮の強い反発を招いた。(c)時事通信社