【3月13日 AFP】(更新、写真追加)イスラム原理主義組織ハマス(Hamas)が実効支配するパレスチナ自治区のガザ地区(Gaza Strip)で13日、自治政府のラミ・ハムダラ(Rami Hamdallah)首相を乗せた車列が同地区内に入った際に爆発があり、7人が軽傷を負った。治安筋および目撃者が明らかにした。

 車列の中にいた治安筋の話によると、爆発は車列がガザ入りした直後に発生。ハムダラ首相にけがはないという。首相は同地で多くの行事に出席することになっていたが、予定を切り上げてガザを後にしたという。

 パレスチナ自治区の公営メディアが発表した声明によると、同自治政府のマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長は爆発がハマスによるもので、ハムダラ首相の車列を「卑怯にも狙った」とみなしているという。

 これまでのところ犯行声明は出ていないが、ハマスと対立するイスラム過激派もガザ地区内で活動しており、同地区で発生する事件にたびたび関与している。

 ハマスの内務省も爆発があったことを認め、治安部隊が捜査を行っていると明らかにした。(c)AFP