【3月14日 AFP】(更新)テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2018)は13日、女子シングルス4回戦が行われ、大坂なおみ(Naomi Osaka)は6-1、5-7、6-1でマリア・サッカリ(Maria Sakkari、ギリシャ)を下し、準々決勝進出を決めた。

 フルセット勝ちを収めた大坂は次戦、4強入りをかけて大会第5シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)と対戦する。25歳のプリスコバは、同日行われた試合でワイルドカード(主催者推薦)のアマンダ・アニシモバ(Amanda Anisimova、米国)を6-1、7-6(7-2)で退けている。

 また、第1シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)が7-5、6-1で中国の王薔(Qiang Wang、ワン・チャン)を一蹴し、ペトラ・マルティッチ(Petra Martic、クロアチア)との準々決勝へ順当に駒を進めた一方、第2シードのキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)は4-6、5-7で第20シードのダリア・カサキナ(Daria Kasatkina、ロシア)に苦杯をなめた。

 これで過去1年の四大大会(グランドスラム)を制した全選手から白星を挙げたカサキナは、ウォズニアッキ相手に2連勝。試合後には「最高の選手たちを前にしてベストのテニスができている。もし頂点に立ちたいなら、トップ選手を倒さないといけない。きわめて簡単な話」と語った。

 一方、1月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)でグランドスラム初優勝を飾り、批評家を黙らせたウォズニアッキにとっては悔しい結果となった。今大会でタイトルを獲得すれば王座を奪還するチャンスがあった世界2位は「少なくとも必要とされていることをやろうとはしたが、自分の思った形で仕留めきれなかった」と話した。

 カサキナは準々決勝で第10シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)と激突する。ケルバーは同日、第7シードのキャロリン・ガルシア(Caroline Garcia、フランス)に6-1、6-1で完勝した。

 一方、前日に妹のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)から2014年以来となる白星を挙げた第8シードのヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)は7-6(8-6)、6-4で第21シードのアナスタシヤ・セバストワ(Anastasija Sevastova、ラトビア)に競り勝った。

 現在勝ち残っている選手では最年長となる37歳のヴィーナスは次戦、第27シードのカルラ・スアレス・ナバロ(Carla Suarez Navarro、スペイン)と顔を合わせる。(c)AFP/Greg Heakes