【3月13日 AFP】アルゼンチン南部パタゴニア(Patagonia)地方のロス・グラシアレス(Los Glaciares)国立公園にあるペリト・モレノ氷河(Perito Moreno Glacier)で11日、氷のアーチが崩落した。ただ真夜中だったため、壮観な自然のスペクタクルショーを見ようと期待を膨らませていた観光客らを落胆させた。

 国立公園当局が12日に明らかにしたところよると、荒天の中でアーチが崩れ落ちた11日夜は、サンタクルス(Santa Cruz)州にある同国立公園は閉鎖されていた。

 アーチは水路から流れ込んだ水が氷河を侵食して形成され、崩落と形成を繰り返してきた。2004年に16年ぶりの崩落が起きてから、崩落は約4年ごとに起きている。

 ペリト・モレノ氷河は国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界遺産(World Heritage Site)にも登録されている。(c)AFP