【3月14日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)は13日、決勝トーナメント1回戦第2戦が行われ、ASローマ(AS Roma)はエディン・ジェコ(Edin Dzeko)のゴールでシャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk)を1-0で下し、2試合合計スコアを2-2としてアウェーゴール差により10年ぶりの8強入りを果たした。

 敵地での第1戦を1-2で折り返したローマは、後半7分に飛び出したジェコのゴールで2試合合計スコアで並ぶと、終盤にイヴァン・オルデツ(Ivan Ordets)が退場となったシャフタールにその後も得点を許さなかった。

 第1戦でジェンギズ・ウンデル(Cengiz Under)が奪ったアウェーゴールがローマの勝因となったが、この日のヒーローとなったジェコの活躍、そして残り12分でのオルデツの退場も大きな要素となった。

 オルデツの退場で緊張の糸が切れたシャフタールは、ファクンド・フェレイラ(Facundo Ferreyra)がボールボーイを広告に突き飛ばして警告を受けている。

 エウゼビオ・ディ・フランチェスコ(Eusebio Di Francesco)監督率いるローマは、ユベントス(Juventus)に続きイタリア勢2チーム目の8強入りを決めた。準々決勝の組み合わせ抽選会は16日に行われる。

 途中交代した際、ファンから拍手で迎えられたジェコは「観客のスタンディングオベーションは私のためではなく、チーム全員に向けられたものだ。われわれは準々決勝に値する」と語った。

 また、ディ・フランチェスコ監督は「われわれはローマが10年間成し遂げられなかったことをやってのけた。最高のチームとこれから対戦できることを誇りに思う。われわれは欧州のベスト8だ」とコメントしている。(c)AFP/Stanislas TOUCHOT