【3月13日 AFP】ロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフ・クラブ・オブ・セント・アンドリュース(R&A)と全米ゴルフ協会(USGA)は12日、競技への理解と時間短縮を進めるために2019年から適用されるルール変更を発表した。

 2017年にルール変更を提案して公にフィードバックを募ってきたR&AとUSGAは、来年1月1日から変更される規則として、まずグリーンでは付き添いなくピンを立てたままでのパッティングを認めることを明らかにした。さらに、バンカーではルースインペディメント(石、木の葉、虫など)を取り除くことによる罰則がなくなり、紛失球の捜索時間については現行の5分から3分に短縮された。

 一方、ボールをドロップする際の高さについては「肩」から「膝」に変更され、これは「高さは問わない」としていた当初の提案がフィードバックで却下された形となった。R&Aの管理エクゼクティブディレクターを務めるデビッド・リックマン(David Rickman)氏は、英BBCに対して「当初の改定案には多くの難点があった。特定に状況下においては、地面までの距離が選手によって異なる」と説明した。

「膝の高さにすることでバランスが取れ、ドロップの際にランダム性が維持できることになった。しかし何よりも、高さが肩から大幅に低くなり、選手がボールを見下ろす形になったことによって、ドロップの手順に関する精度が増した」

 ドロップのスポット、ポイント、ライン、エリアもしくは距離などの目算や計測については、選手の「論理的な判断」に委ねられることになり、後からビデオ映像で間違いが示されてもペナルティーは科されないことになった。改定案では範囲が20インチ(約51センチ)もしくは80インチ(約2メートル)とされていたが、選手はパットを除いて最も長いクラブを選択できるようになった。

 リックマン氏は「ゴルファーをはじめ、ルール専門家や管理団体など世界中から寄せられたさまざまな意見や協力の下に、新しいゴルフ規則が導入されることになったことを喜んでいる。新ルールがゴルファーに利益もたらし、この競技を楽しむすべての人々にとって理解しやすいものになると確信している」と述べた。(c)AFP