【3月12日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2018)は11日、男子シングルス2回戦が行われ、予選勝者のダニエル太郎(Taro Daniel)が7-6(7-3)、4-6、6-1で5度の大会制覇を誇る大会第10シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に勝利した。

 何とか第2セットを奪い返したジョコビッチだったがキレを欠いた様子で、世界ランク109位につけるダニエルの29本に対し62本のアンフォーストエラーを重ねた。

 ジョコビッチはエースを4本たたき込んだものの、4本のダブルフォールトを記録するなどサーブは全体的に低調で、ファーストサーブのポイント率は65パーセントにとどまった。

 ジョコビッチは試合後、「ツアーで初めての試合のような感じだった。かなり奇妙だった。つまり、リズムも、なにもかも見失ってしまっていたということだ。それにここ数週間は、少し体調面で苦しんでいた」とコメントしている。

 今年2度目の大会出場となったジョコビッチにとっては、再び思わぬ敗戦となった。昨年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)を最後に右肘の負傷でシーズンを切り上げていたジョコビッチは、ツアー参戦に慎重な姿勢を見せている。(c)AFP