【3月11日 AFP】ラグビーイングランド代表のエディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)は10日、シックスネーションズ(Six Nations Rugby 2018)のフランス戦に16-22で敗れたあと、選手たちがブレークダウン(ボールの奪い合い)の場面で、高い学習能力がなかったと不満を口にした。

 イングランドは16個ものペナルティーを許すと、アンソニー・ワトソン(Anthony Watson)がハイタックルでイエローカードを受けたプレーではフランスにペナルティートライが与えられた。

 ジョーンズHCは試合後、「みんな失望しているが、必ずここから学び取り、次は絶対に力強いプレーをしないといけない」とすると、「ブレークダウンがまたトラブルの原因になった。その部分は改善したが、必要な度合いに達していなかった。十分な理解の速さがない。努力不足というわけではない」と述べた。

 イングランドの指揮官就任後、27戦24勝となったジョーンズHCは「発展途上のチームというのは、自分たちが好ましくない状況を通り抜けていくものだ。好ましくはないが、われわれは今敗者の座にいる。とはいえ、それについて大げさになるべきではないと思う」と述べた。

「きょうの取り組みには満足している。試合に勝てる状況にはいた」としたジョーンズHCは、どんなチームにも「誤りを犯したり、弱点を持っている」と付け加えた。

「いくつかのチームは、ある部分でわれわれを上回ってくる。ブレークダウンが競争可能な部分になっていくに違いない。争いはかなり激しくなっている。その対処方法を探し出さなければならないが、簡単にはいかないだろう」 (c)AFP