【3月11日 AFP】2017-18アルペンスキーW杯は10日、ノルウェー・クビートフィエル(Kvitfjell)で男子滑降第8戦が行われ、ドイツのトーマス・ドレッセン(Thomas Dressen)が種目別優勝を争う2選手を抑えて今季2度目の優勝を飾った。

 13番手スタートのドレッセンは、1994年のリレハンメル冬季五輪で使用されたコースの特に後半部分で速さをみせて1分49秒17を記録。種目別総合首位に立つベアト・フォイツ(Beat Feuz、スイス)を0秒08差、アクセル・ルンド・スビンダル(Aksel Lund Svindal、ノルウェー)を0秒17差に抑え込んだ。

 先月の平昌冬季五輪の滑降で5位に終わったドレッセンは、オーストリアのキッツビューエル(Kitzbuehel)大会に続く優勝を果たし、種目別の総合争いで3位に浮上した。

 しかしながら、タイトル争いはフォイツとスビンダルに絞り込まれており、スウェーデン・オーレ(Are)で14日に行われる第9戦で決着をみることになる。この日の結果を受けて首位に立つフォイツが622ポイント、スビンダルが562ポイントとなっている。

 フォイツはこれまで種目別争いで3度の2位を経験しているが、優勝経験はない。今季は3勝を挙げ、平昌五輪では銀メダルと銅メダルを獲得している。

 一方これまでに2度の種目別制覇を果たしているスビンダルは、逆転優勝のためにはオーレ大会で自身が優勝した上で、フォイツが7位以下に終わることが必要になる。(c)AFP