【3月11日 AFP】ラグビーシックスネーションズ(Six Nations Rugby 2018)は10日、第4節の試合が行われ、マキシム・マシュノー(Maxime Machenaud)が躍動したフランスが22-16でイングランドに勝利し、アイルランドの優勝が確定した。

 直前に行われた一戦でアイルランドが28-8でスコットランドを下し、今大会の成績を4戦4勝としたことを受け、優勝を阻止するにはボーナスポイントの獲得が絶対条件になると知りながら試合に臨んだイングランド代表だったが、来週に控える最終節に勝負を持ち込むようなプレーはできなかった。

 イングランドを率いるエディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)は試合後、「みんな失望しているが、必ずここから学び取り、次は絶対に力強いプレーをしないといけない」と英BBCに語った。「われわれにとって、今は学ぶ時間だ。少し自分たちのラグビーで苦しんでいるが、こういった試合から勉強している。重要な時期だ」

 一方、開幕2連敗から立て直したフランスのギレム・ギラド(Guilhem Guirado)主将は、この日の勝利はハードワークが報われた結果であると同時に、チームの団結の証しだと考えていると話し「今夜は8万人の人々が来てくれた。イングランドを倒すのは常にうれしいし、最高の気分だ」と語った。

 また、フランスのジャック・ブリュネル(Jacques Brunel)HCは「フランスは難しい時間を過ごしてきた」とした上で、「われわれには、ベストに限りなく近づく力があると思う」「(13-15で敗れた)アイルランドとイングランドに立ち向かえることを証明したし、これからもそれを続けていくだけだ」と付け加えた。(c)AFP/Luke PHILLIPS