【3月10日 AFP】女子テニス、四大大会(グランドスラム)通算5勝を誇るマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)が9日、コーチを務めるスベン・グレネヴェルド(Sven Groeneveld)氏との師弟関係を解消すると発表した。

 7日に行われたBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2018)の初戦で大坂なおみ(Naomi Osaka)にストレート負けを喫していたシャラポワは、一緒に4年間を歩んできたコーチと互いの合意の上でたもとを分かつことになったと明かした。

 シャラポワは自身の公式サイトで、「4年間にわたり成功と試練を共にしてきたスベンに対し、その素晴らしい忠誠心と仕事への姿勢、そして何よりも仕事を超えてこれからも続くであろう友情を一緒に育んでくれたことに感謝します。お互いに合意した上で今回は別の道を行くことになりましたが、自分のチームに彼のようなチームリーダーを迎えられたことは最高に幸運でした」と述べた。

 薬物違反による15か月の出場停止処分から復活を目指すシャラポワは、BNPパリバ・オープンでは過去に2度の優勝経験があり、3年ぶりの今大会では注目選手の一人として出場していたが、今回の敗戦で再び振り出しに戻るような形となってしまった。

 先日のドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2018)を前腕の故障で欠場していた元女王は、今季最初のグランドスラムである全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)でも、3回戦でアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)の前に屈している。(c)AFP