【3月10日 AFP】2017-18アルペンスキーW杯は9日、ドイツのオフテルシュワング(Ofterschwang)で女子大回転第8戦が行われ、米国のミカエラ・シフリン(Mikaela Shiffrin)が3位に入り、2年連続の総合優勝を果たした。現在22歳のシフリンは、先月開催された平昌冬季五輪の同種目で獲得した金メダルに加え、昨年に続いてW杯のクリスタルグローブを手にし、「信じられないシーズン」とコメントしている。

 この日はノルウェーのラグンヒル・モヴィンケル(Ragnhild Mowinckel)が優勝し、ドイツのビクトリア・レベンスブルク(Viktoria Rebensburg)が2位に入ったことで、シフリンの総合1位が確定した。最大のライバルだったスイスのウェンディ・ホルデナー(Wendy Holdener)は14位に沈み、総合優勝の望みが絶たれた。

 平昌五輪では、大本命と目されていた回転で4位に終わると、滑降を欠場して複合の銀メダルに輝いていたシフリンは、「信じられないようなシーズンです。最高のレースもたくさんありました。とにかく毎日、良くなっていくだけ!」とすると、「今の大きな目標は、最後までそれを持続させていき、強さを示してシーズンを終えることです」と語った。

「きょうのレースでは、それほど集中していたり、(タイトルを)狙ったりしていたわけではありませんでした。ただ良いレースをしたかっただけで、再び表彰台に上がれて最高です。これほどハイレベルのエネルギーを持続させていくのは難しいことです。五輪はとても神経を消耗する大会で、選手全員にとって多くのエネルギーが必要になりますから」 (c)AFP