【3月9日 AFP】(更新)中国外務省は9日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長が5月までに会談を行うとの発表を受け、朝鮮半島の非核化のため、両国に「政治的な勇敢さ」を示すよう求めた。

 中国外務省の耿爽(Geng Shuang)報道官は定例記者会見で、「直接対話を行うという米国と北朝鮮の前向きな兆候を歓迎する」と評価し、「朝鮮半島の核問題は正しい方向に進んでいる」と指摘した。

 また耿報道官は、「全ての当事国が政治的な勇敢さを示し、正しい政治的決断を行うよう望む」と述べた。

 その一方、ロシアのセルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)外相もコメントを発表し、「正しい方向に向けた一歩だ」と評価した。

 ラブロフ外相はエチオピアの首都アディスアベバにあるアフリカ連合(AU)本部での会合後、「会談が開催されることを強く望む」と述べ、「確実に朝鮮半島を取り巻く状況の正常化が求められている」との見解を示した。(c)AFP