【3月8日 AFP】南アフリカ東部の沿岸都市ダーバン(Durban)で、トライアスロン選手が練習に向かう途中に3人の強盗に襲われ、のこぎりで足を切断されそうになる事件が起きた。選手の友人が7日、明らかにした。

 犯人らは6日早朝、ムレンギ・グワラ(Mhlengi Gwala)さん(27)を襲って茂みに引きずり込み、持っていたのこぎりで両足を切断しようとしたという。

 グワラさんの友人が地元ラジオ局に語ったところによると、グワラさんは犯人2人に上半身を押さえ付けられ、もう1人に両足を切られたという。ただ、刃がなまり、さびていたために骨は切断されずに済んだという。

 犯人たちはその後、現場近くを民間の警備員が通ったため逃げ出したという。犯行の動機は明らかになっていない。

 スポーツ選手を支援する団体の責任者を務めるデニス・ジャクソン(Dennis Jackson)さんによると、グワラさんは現在手術を受けており、医師らは成功に自信を見せているという。

 友人によると、医者らは「グワラさんは歩くことも走ることもできるようになる」と述べているものの、回復には時間がかかるという。(c)AFP