【3月8日 AFP】(更新)中国の王毅(Wang Yi)外相は8日、韓国と北朝鮮が核問題をめぐる首脳会談の開催で合意したことを受けて、米国と北朝鮮もできる限り早期に対話を行うべきだと述べた。また、核問題解決のために全ての関係国の「誠実さ」が試されているとも指摘した。

 王外相は記者会見で、「朝鮮半島問題はようやく正しい方向へ大きな一歩を踏み出した」と述べた上で、関係国による一致した取り組みが続かなければならないと指摘。「とりわけ米国とDPRK(北朝鮮)にすぐにでも対話に入るよう求める」と述べた。

 ただ、過去に北朝鮮の核問題で突破口が見いだされなかったことにも触れ、「トンネルの終わりに光があるとしても、先の道のりは楽ではない」と強調。朝鮮半島の緊張が緩和されても様々な介入によって見通しに不透明感が出てくると慎重な見方も示した。(c)AFP