【3月8日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)は7日、決勝トーナメント1回戦第2戦が行われ、ユベントス(Juventus)が2-1でトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に逆転勝利し、2試合合計スコア4-3で準々決勝に進出した。

 ユベントスは序盤からトッテナムにペースを握られると、前半39分には孫興民(Heung Min Son、ソン・フンミン)に先制点を許したことで、ベスト8進出には2ゴールが必要となり、敗色濃厚かに思われた。

 しかし、ハーフタイムで立て直したユベントスは、後半19分にゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)のゴールで同点に追いつくと、それから約3分後、浮き足立ったトッテナムの守備陣の裏に抜け出したパウロ・ディバラ(Paulo Dybala)が冷静なフィニッシュで逆転ゴールを奪った。

 一方、有利な立場にありながらも逆転負けしたトッテナムは、またも主要タイトルを取ることができないクラブというレッテルを貼られることになった。試合を支配しながらも勝利を逃したトッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督は、守備の「2つの大きなミス」で自滅したと認めている。

「3分も経たない間に2つの大きなミスで2点を奪われた。だから敗退してしまった。2試合を通じてわれわれはもっと多くのものに値した。誇りを感じている。先制するまで最高のサッカーができていたし、試合を支配していた」

「だがサッカーでは報われないこともある。ゴールを決めて失点してはならない。もちろん深く落胆しているが、それも成長過程の一部だ。われわれは前に進み続ける」(c)AFP/Steven GRIFFITH