【3月7日 AFP】国際陸上競技連盟(IAAF)は6日、組織的なドーピングで資格停止になっているロシアの処分継続を発表した。

 ロシア出身の選手は先月、平昌冬季五輪閉幕後に国際オリンピック委員会(IOC)から資格停止処分を解除されていたが、IAAFは同日、ロシア反ドーピング機関(RUSADA)の資格回復へ向けた取り組みは不十分だったと述べた。

 IAAFの反ドーピング作業部会で責任者を務めるルネ・アンデルセン(Rune Andersen)氏は「多くの資格回復の条件が満たされた一方で、まだ満たされていない部分もある」とすると、「例えば、ロシアの選手が十分な量の検査を受けていることを示す上で、同国陸上競技連盟(ARAF)とRUSADAは、いまだに2018年の実施計画を公表していない」と語り、処分継続の理由を説明した。

 開催国として臨んだ2014年ソチ冬季五輪における国家ぐるみのドーピングを指摘され、ロシアは五輪への選手団派遣を禁止されていたが、平昌五輪には中立旗の下で168選手が出場した。(c)AFP