【3月7日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2018)は6日、グループステージ第3節が行われ、柏レイソル(Kashiwa Reysol)は大会初勝利を挙げた一方で、セレッソ大阪(Cerezo Osaka)は敵地で敗戦した。

 傑志SC(Kitchee SC、香港)をホームに迎えたグループEの柏は、相手の粘りに苦しんだものの、後半21分に伊東純也(Junya Ito)が決勝点を奪い、大会初勝利を飾った。

 グループEのもう1試合では、全北現代(Jeonbuk Motors、韓国)が長身FW金信旭(Shin-Wook Kim、キム・シヌク)の大会初ハットトリックなどで天津権健(Tianjin Quanjian FC、中国)に6-3で大勝。天津も終盤にアレシャンドレ・パト(Alexandre Pato)のPKなどで追い上げたが、点差が大きすぎた。

 この結果、開幕3連勝の全北が勝ち点9でグループEの首位に立ち、天津と柏が同4ポイントで並んでいる。傑志SCは無得点の勝ち点0でグループ最下位。今大会がACL初参戦のチームは、次週ホームで同じ柏と対戦し、大会初得点、または初勝ち点を目指すことになる。

 敵地でブリーラム・ユナイテッド(Buriram United、タイ)と対戦したセレッソは、アンドレス・トゥニェス(Andres Jose Tunez Arceo)とエジガル・シウバ(Edgar Bruno da Silva)にゴールを許し、0-2で敗れた。

 セレッソと同グループの広州恒大(Guangzhou Evergrande、中国)は、済州ユナイテッドFC(Jeju United FC、韓国)と対戦。2点ビハインドの状況から後半にリカルド・グラール(Ricardo Goulart)が4得点を挙げて逆転勝利を収めた。

 2020年までに全員中国人でメンバーを組むことを目指している広州だが、勝利をもたらしたのはブラジルの点取り屋2人だった。

 ルイス・フェリペ・スコラーリ(Luiz Felipe Scolari)監督が退任し、ファビオ・カンナヴァーロ(Fabio Cannavaro)監督が復帰した広州は、2日に行われたリーグ開幕戦の広州富力(Guangzhou R&F)とのダービーマッチには4-5で敗れ、ACLも2戦連続引き分けと出だしからつまずいていた。

 この日も前半30分までに2点を先行される苦しい展開だったが、ハーフタイム直前のアラン(Alan Douglas Borges de Carvalho)のゴールで後半に望みをつなぐと、グラールの4ゴールで逆転に成功した。広州はこれで、セレッソとブリーラムを勝ち点1上回るグループ首位に浮上している。(c)AFP/Daniel HICKS