【3月7日 AFP】(更新)米政府高官は6日、平昌冬季五輪・パラリンピック後に延期された米韓合同軍事演習について、米国は再開する方針だと明言した。

 北朝鮮問題をめぐっては、訪朝した韓国の特使団と金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong Un)朝鮮労働党委員長との会談を受けて、外交による突破口が開かれる機運が高まっているが、北朝鮮側に挑発と受け取られる演習再開に踏み切る考えを示したものだ。

 同高官は匿名を条件に、「五輪・パラリンピック後に、われわれの定例の防衛訓練が再開されるのはごく当然のことだ」と述べた。

 米政府は、韓国との恒例の大規模合同軍事演習「フォールイーグル(Foal Eagle)」について、3月18日に閉幕する平昌冬季五輪・パラリンピック後に先延ばしすることに同意していた。

 関係筋によると、演習再開は南北首脳会談後の5月中旬が計画されているという。(c)AFP