【3月7日 AFP】(更新)ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は6日、北朝鮮が非核化に向けた協議に臨む用意があると表明したことについて、「非常に前向き」と評した。一方で、米国にはあらゆる選択肢が依然開かれたままだと警告した。

 北朝鮮は、米国から安全の保証が得られれば兵器を放棄する可能性を示唆。これを受けトランプ大統領は大統領執務室(Oval Office)で、北朝鮮は「前向きに行動しているようだが、われわれは様子を見ていくつもりだ」と述べた。

 さらに、「韓国と北朝鮮から出された声明は、非常に前向きだ」「われわれは対北では、少なくとも表向きは大きな進歩を遂げてきた。世界にとって素晴らしいことになるだろうし、北朝鮮にとって素晴らしいことになるだろう。また朝鮮半島(Korean peninsula)にとっても素晴らしいことになる。とはいえ、今後どうなるか様子を見ていく」と付け足した。

 トランプ氏は同日、同盟国である韓国を通じて北朝鮮側の意向を知らされた後、最初の反応として、「北朝鮮との対話が進展する可能性がある」とツイッター(Twitter)に投稿。慎重な反応を示しつつ、同国の姿勢を歓迎していた。

 同氏は「何年もの間で初めて、すべての関係国が真剣に取り組んでいる」と投稿する一方、「世界中が注目して待っている! ぬか喜びに終わるかもしれないが、どちらに転がっても、米国はしっかり対応する用意がある!」とし、選択肢を残す姿勢を示していた。(c)AFP