【3月5日 CNS】中国国家情報センター(SIC)と中国インターネット協会が共同で発表した「中国シェアリングエコノミー発展年度報告」によると、農業、教育、医療、介護などの領域が新しい投資先となった。

 2017年の中国のシェアリングエコノミー市場の取引額は4兆9200億元(約82兆円)で、今後5年で年平均30%以上の成長が続くと期待される。

 革新を起した中国企業が大きな成功を収め、世界のシェアリングエコノミーの中でもリーディングカンパニーとなった。2017年末時点で、VIPKID、滴滴出行(Didi Chuxing)、ofoなど中国企業60社が世界のユニコーン企業の仲間入りを果たし、そのうちシェアリングエコノミーに属する企業は51.7%の31社だった。

 シェアリングエコノミーの拡大で、中国企業の海外進出も加速している。

 オンラインでマンツーマンの英会話レッスンを提供するVIPKIDの教育モデルは、世界規模で大きな成功を収めている。世界中の英語を学ぶ子どもと北米の教師をオンラインで結ぶモデルで、約3万人の教師が約20万人の子どもたちに英語学習サービスを提供している。昨年8月には、世界初のオンライン中国語レッスンサイトを開設し、北米やエジプトなど28カ国・地域の学習者がいる。(c)CNS/JCM/AFPBB News