【3月5日 AFP】フランス・リーグ1、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に所属するブラジル代表のネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が4日、骨折した右足の手術から1日で退院し、W杯ロシア大会(2018 World Cup)前の復帰を目指す道のりが始まった。

 ネイマールはヘリコプターで病院を離れ、ベロオリゾンテの空港に直行。そこからは自家用機を使い、100キロメートル離れたリオデジャネイロのビーチリゾート、マンガラチバ(Mangaratiba)にある豪華な別荘へ向かったとみられている。

 ブラジルのニュースポータルサイト「UOL」によると、別荘にはすでに関係者がリハビリ「本部」を設置し、ジムや一日300キログラムの氷を作る機械など、クラブと同等の設備が用意されているという。

 リハビリはブラジル代表とPSGで理学療法士を務めるラファエウ・マルティーノ(Rafael Martino)氏の下で行われる。同氏はネイマールがサントスFC(Santos FC)でキャリアをスタートさせたときからともに働いてきた。

 リオデジャネイロ五輪で主将として母国に金メダルをもたらした大黒柱の動向を、ブラジル全土がかたずをのんで見守っている。ブラジル国民がW杯に間に合うかで気をもんでいる一方、PSGは今季中の復帰を強く望んでいるが、6日に行われるレアル・マドリード(Real Madrid)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)決勝トーナメント1回戦第2戦には出場できない。

 ブラジル代表とPSGは、3日のネイマールの手術が成功したことを称賛。PSGを代表して派遣された医師は、ネイマールが練習を再開できるようになるまでには、少なくとも6週間が必要だという見通しを示している。(c)AFP