【3月2日 AFP】ラグビーイングランド代表のエディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)が、移動に鉄道を使ったところ他の乗客から暴言や暴行を受けたとして、今後は公共交通機関の利用を止めると語った。

【写真】エディーHCが痛々しい顔で登場、けがの理由ははぐらかす

 イングランド代表は先月24日、エディンバラ(Edinburgh)にある敵地マレーフィールド(Murrayfield)で行われたシックスネーションズ(Six Nations Rugby 2018)の一戦でスコットランドに13-25で敗戦。ジョーンズHCは、就任後26戦目にして2敗目を喫した。

 試合後、サッカーイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)で監督を務めたアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)氏からオールド・トラフォード(Old Trafford)で行われる一戦に招待されていたジョーンズHCは、スタンダードクラスの鉄道でマンチェスターへ移動した。

 しかし、2-1でユナイテッドがチェルシー(Chelsea)に勝利した試合の前後に他の乗客から受けた扱いにより、今後は公共交通機関を利用しないことに決めたというジョーンズHCは「私も一人間だ。他の人と何ら変わらないし、公共交通機関で移動するのもOKだと思っていた」とした上で、「でも、これからは絶対にやらない。簡単な話だ」と話した。

 また、過去には母国オーストラリアと日本も率いた実績を持つジョーンズHCは「あのようなことが起きると見せられたら、もうできない。あれが私たちの住む世界だが、本当に驚かされた。居心地が悪かった」と付け加えた。

 さらに、乗客から受けた暴力は身体的か、もしくは言葉によるものだったのかと問われたジョーンズHCは「どちらも少しずつだ」とコメント。英BBCが得た映像では、スコットランドのファンとセルフィーに応じた同HCが、暴言を浴びせられる様子が確認されている。(c)AFP/Julian GUYER