【3月2日 Parismodes.tv】伊ミラノ市内で2月20日、「モンクレール ジーニアス(Moncler Genius)」が18/19年秋冬コレクションを発表した。

 レディースラインの「ガム・ルージュ(GAMME ROUGE)」、メンズラインの「ガム・ブルー(GAMME BLEU)」が終了した今、モンクレールのレモ・ルッフィーニ(Remo Ruffini)会長兼CEOがブランドにとって新しい時代を切り開いた。有名なモンクレールのダウンジャケットを8人のデザイナーによって進化させ、八つのコレクションを発表したのだ。レモ・ルッフィーニ、 ピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)、シモーネ・ロシャ(Simone Rocha)がインタビューに応じた。

 イタリアのピエールパオロ・ピッチョーリ、英国のシモーネ・ロシャ、因襲打破的なクレイグ・グリーン( Craig Green)など、8人のデザイナーが、それぞれが思い描くモンクレールのビジョンを提案するショーで、ミラノのファッションウィークは幕開けした。コレクションはそれぞれ、有名なパファーを中心に、女性らしさ、創造性、ファンタジーを大胆に織り交ぜ再解釈。レモ・ルッフィーニCEOの狙い通り、ミレニアル世代の要求を満たす新たな要素になりそうだ。

「ピエールパオロ・ピッチョーリ」は、シンプルかつ洗練されたビジョンで各アイテムの機能性を追求している。「シモーネ・ロシャ」は、ビクトリア朝をイメージしながらも、新しい比率と装飾を施した。身体と服との間の目に見えない相乗効果を表現し、オンリーワンを追求したのは「クレイグ・グリーン」。「グルノーブル」は、テクニカルな服の品質とマウンテンスポーツの実用性に特にこだわり、さまざな色を組み合わせ、プリントした。

 壮大なセットで発表された、異なる世界へといざなうコレクション。異なるムードを演出したデザイナー自らモンクレールとのコラボレーションコレクションを説明した。(c)Parismodes.tv