【3月1日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)のバルセロナ合同テストは28日、スペイン・バルセロナのカタロニア・サーキット(Circuit de Barcelona-Catalunya)で3日目が行われ、湿り気と凍りつくような寒さに見舞われたサーキットで走行できたマシンは5台にとどまり、タイムを記録したのはマクラーレン(McLaren)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)のみとなった。

 この日のテストは午前9時に予定されていたものの、バルセロナ北部に位置するモントメロ(Montmelo)では前夜に5センチの積雪があり、依然として雪がちらつく中で、F1の公式ウェブサイトでは「視界が改善され、医療ヘリコプターの飛行が可能になるまで」スタートできないとの説明があった。

 ようやく気温が上昇して雪が雨に変わると、ゴーサインのフラッグが振られてテストが開始された。F1の公式ツイッター(Twitter)では、「グリーンになった」と宣言され、午後1時15分の時点でただ一人走行していたアロンソも、「マシンは雪の中でよく走っている。午前中のP1だ」とツイートした。

 ほかにはトロ・ロッソ(Toro Rosso)のブレンドン・ハートレー(Brendon Hartley)、ウィリアムズ(Williams)のテストドライバーを務めるロベルト・クビサ(Robert Kubica)、ザウバー(Sauber)のマーカス・エリクソン(Marcus Ericsson)、レッドブル(Red Bull)のダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)が、タイムを計測せずに各1~2周のみラップを刻んだ。

 アロンソは再び登場して10周以上を走行し、最速タイムと公式タイムを記録したが、前日にフェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)がたたき出した最速タイムには遠く及ばなかった。その後のツイッターでは、「マシンはウェットコンディションの中で競争力を発揮している。午後もP1を獲得。誰よりも多くラップをこなしている」とつづっていた。(c)AFP/Raphaëlle PELTIER