【3月22日 AFP】古代の仏塔で有名なタイの町で、シルクハットにビンテージの服、光沢のある靴などを身に着けた大勢の人々がスイングミュージックに乗って盛り上がっている。

 首都バンコクから1時間ほどに位置し、国内有数の寺院プラ・パトム・チェディ(Phra Pathom Chedi)を擁するナコーンパトム(Nakhon Pathom)の通りには、熱狂した300人以上の人々がダンスに興じている。なかには国外からやってきた人もいる。

 タイではここ数年、スイングダンス人気が高まっている。2月のある日曜日に開かれたこのダンスパーティーを主催したのは、2011年に結成されたグループ「バンコクスイング(Bangkok Swing)」だ。

 同グループはナコーンパトムで同様のパーティーをこれまで3回開催しており、いずれ毎年恒例のイベントにしたいと考えている。

 団体の共同創設者のChayapong Navirojさん(29)は、米国の大学に通っていたときにスイングダンスに出会ったという。「踊りたかったし、スイングミュージックで踊るダンスは楽しい」と話す。

「人は踊ることが好きだし、触れ合うことが好きだし、音楽が好きだ。永遠に続けることができる」(c)AFP