【2月27日 AFP】サウジアラビアのサルマン国王(King Salman)は、参謀総長を含む多数の幹部を解任する大規模な軍組織改革を実施した。同国の国営メディアが26日、一連の国王命令の内容を伝える形で報じた。

 国営サウジ通信(SPA)は「参謀総長であるアブドル・ラフマン・ビン・サレハ・ブニアン(Abdul Rahman bin Saleh al-Bunyan)大将の解任」を報道。後任としてファイヤド・ルワイリ(Fayyad al-Ruwaili)氏が指名されたと伝えた。サルマン国王はまた、陸空両軍のトップも更迭。軍改革の公式な理由は公表されていない。

 サウジアラビア率いる連合軍は2015年から、イエメンのイスラム教シーア派(Shiite)系反政府武装勢力「フーシ派(Huthis)」に対する軍事作戦を続けている。また国防相を務めるムハンマド・ビン・サルマン(Mohammed bin Salman)皇太子はここ数か月間、権力基盤の強化を進めてきた。(c)AFP