【2月26日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは25日、第28節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は2-1でチェルシー(Chelsea)に勝利し、ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は1得点1アシストを記録したロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)を絶賛した。

 ウィリアン(Willian Borges da Silva)に先制点を許したユナイテッドだったが、直後にルカクのゴールで同点に追いつくと、後半30分にはルカクのクロスにジェシー・リンガード(Jesse Lingard)が頭で合わせて決勝点を挙げた。

「自分にとっていい一日になった。勝てたのが一番大切なこと」とコメントしたルカクは、「決勝点を奪えればもっと良かったけれど、ハーフタイムの前に得点を決められたことがチームにとって本当に大きかった。後半は自分たちのクオリティーと気持ちを見せることができた」と続けた。

 モウリーニョ監督はトップ6のクラブから移籍後初得点を記録したルカクについて「ファンタスティックなプレーだった」とたたえると、「チームの立ち上がりは良くなかった。自信を持ってプレーしていなかった。それは彼も同じで、少々自信を失っていたが、そのあとはチームと調和していた」と述べた。

 古巣チェルシー、そしてアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督からの勝利ということもあり、モウリーニョ監督の喜びはひとしおかもしれないが、ユナイテッドにとってはリバプール(Liverpool FC)を抜いて再び2位に浮上したことの方が重要な意味を持つ。

 一方、敗れたチェルシーは今節クリスタルパレス(Crystal Palace)に勝利したトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に抜かれて5位に順位を落とした。チェルシーは前半、敵地オールド・トラフォード(Old Trafford)でユナイテッドを上回るプレーを見せたが、ウィリアンの先制点を勝利につなげることができなかった。

 コンテ監督は「最終的な結果に落胆していることは確かだ。こういった試合では3ポイントを獲得するために経験を駆使して試合をコントロールしなければならない」と逆転負けに悔しさをにじませた。(c)AFP/Kieran CANNING