【2月26日 AFP】17-18スペイン1部リーグは25日、第25節の試合が行われ、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)はアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)のハットトリックなどでセビージャFC(Sevilla FC)に5-2で大勝し、首位FCバルセロナ(FC Barcelona)との勝ち点7差を維持した。

 グリーズマンは「チームの出来にはすごく満足しているが、2点を取られたので喜びも少し薄れる。複数のFWが点を取れたのは良かったけど、一番重要なのは勝ち点3を奪えたことだ」と話した。

 アトレティコは前半30分手前で相手守備陣の軽率なミスから先制した。GKのパスを受けたエベル・バネガ(Ever Banega)のトラップが少し大きくなると、ジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)が抜け目なくボールを奪ってきっちり先制点を流し込んだ。

 セビージャにも多くの決定機が訪れていたが、ルイス・ムリエル(Luis Muriel)のシュートはアトレティコの守護神のヤン・オブラク(Jan Oblak)がきっちり阻止。すると前半終了3分前、グリーズマンが素早いドリブルで相手DFの間を抜け出し、強烈なシュートでこの日1点目を奪取した。

 後半5分には、グリーズマンがチームの今季リーグ戦初PKを決めて3-0とすると、またしても相手守備陣のミスから今度はコケ(Jorge Resurreccion Merodio ''Koke'')がネットを揺らして4-0とし、同35分にはグリーズマンがハットトリックを達成して今季リーグ戦のゴール数を11に伸ばした。

 セビージャも残り5分でパブロ・サラビア(Pablo Sarabia)とノリート(Manuel Agudo Duran "Nolito")がゴールを決め、ホームで意地を見せたが、第1戦を0-0で引き分けた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)のマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)戦に向け、不安が残る大敗を喫した。

 一方で4位のバレンシア(Valencia CF)は、サンティ・ミナ(Santi Mina)の2ゴールでレアル・ソシエダ(Real Sociedad)に2-1で勝利し、来季のチャンピオンズリーグ出場に着々と近づいている。

 スペイン1部リーグのチャンピオンズリーグ出場権争いでは、最後の1枠である4位バレンシアがこの勝利で勝ち点を49に伸ばし、3位のレアル・マドリード(Real Madrid)と2差、5位ビジャレアル(Villarreal CF)とは同8差となっている。(c)AFP/Jean DECOTTE