【2月25日 AFP】平昌冬季五輪は25日、クロスカントリースキー女子30キロメートルクラシカルが行われ、ノルウェーのマリット・ビョルゲン(Marit Bjoergen)が優勝を飾り、自身が持つ冬季五輪のメダル最多獲得記録を15個に伸ばした。

 37歳のレジェンドは、2位に入ったフィンランドのクリスタ・パルマコスキ(Krista Parmakoski)に1分49秒5差のをつけ、自身の輝かしい五輪でのキャリアの最後を飾った。スウェーデンのスティナ・ニルソン(Stina Nilsson)が銅メダルを獲得した。

 ビョルゲンは、21日に行われた女子チームスプリントで自身通算14個目のメダルとなる銅メダルを獲得し、冬季五輪で最も成功を収めた選手になっていた。15個のメダル獲得は、18個のメダルを獲得した旧ソ連の体操選手ラリサ・ラチニナ(Larisa Latynina)氏に次ぎ、夏季を含めても女子選手では歴代2位となっている。

 平昌五輪はこれで全競技が終了となり、ノルウェーとドイツが最多となる14個ずつの金メダルを獲得した。ノルウェーは、ドイツのメダル獲得総数31個を上回る合計39個で、メダル獲得数で首位に立った。これまでの五輪1大会でのメダル最多獲得数は、2010年バンクーバー大会での米国の37個だったが、ノルウェーはこれを上回った。(c)AFP