【2月25日 AFP】平昌冬季五輪は25日、アイスホッケー男子決勝が行われ、OAR(ロシアからの五輪選手)が延長オーバータイム(OT)の末に4-3でドイツを下し、金メダルを獲得した。

 OARは、パワープレー中のOT9分40秒にキリル・カプリゾフ(Kirill Kaprizov)が永遠に語り継がれる得点を決め、選手、そして国旗を振る観客が歓喜した。

 今五輪では中立の立場として出場しているロシア勢の金メダルは、1992年のアルベールビル五輪以来26年ぶりとなった。当時は、アイスホッケーで7個の金メダルを獲得していた旧ソ連の崩壊直後だったため、ロシア勢はEUN(合同チーム)として出場していた。

 一方のドイツは、3戦連続の1点差勝利で勝ち上がり、「氷上の奇跡」まであとわずかのところまで来ていたが、最終的には銀メダルとなった。しかしながらドイツは、1932年のレークプラシッド大会と西ドイツとして出場した1976年のインスブルック大会での銅メダルを上回る、最高成績を収めている。(c)AFP