【2月25日 AFP】ソマリアの首都モガディシオで23日、爆発物を積んだ自動車2台が相次いで爆発し、38人が死亡した。同市救急当局がAFPの取材に明らかにした。

 爆発の標的は大統領府とホテルで、警察によると、大統領府と首相府があるビラ・ソマリア(Villa Somalia)近くの検問所で最初の爆発と銃撃があり、その直後にホテルで2回目の爆発が起きた。

 事件をめぐっては、ソマリアで活動する国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系イスラム過激派組織アルシャバーブ(Al Shabaab)が、インターネット上で犯行声明を発表。政府と治安当局を狙ったと主張している。

 アルシャバーブは国際的な支援を受けるソマリア政府の転覆を狙い、攻撃を続けている。昨年10月の爆破攻撃では過去最多となる500人余りの死者を出した。(c)AFP