【2月25日 AFP】17-18フランス・リーグ1は24日、第27節の試合が行われ、ASモナコ(AS Monaco)は3-3でトゥールーズ(Toulouse FC)と引き分けた。微妙な判定のPKをきっかけに、下位相手に勝ち点2を取りこぼしたレオナルド・ジャルディム(Leonardo Jardim)監督は、リーグ1にも早くビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を導入してほしいと怒りをにじませた。

 モナコは3-1でリードして迎えた後半33分、カミル・グリク(Kamil Glik)が元アーセナル(Arsenal)のヤヤ・サノゴ(Yaya Sanogo)に対するファウルを犯したという判定でPKを献上し、それを決められて1点差に詰め寄られると、終了間際にサノゴに同点ゴールを許し、トゥールーズと勝ち点1を分け合った。

 ジャルディム監督は主審がモナコに不利な判定をしたと主張し、「われわれは試合をコントロールしていたが、突然、誰にもコントロールできないことが起きた」とコメントした。

「選手たちは非常に怒っていたし、だからこそ私は、もう一度VARへの強い支持を表明する。VARがあれば、チームはここ数試合であと4ポイント多く取れていた。マルセイユ戦では2メートルのオフサイドがあり、そしてきょうはPKだ。VARがあればリーグの信頼性は高まるし、審判が正しい判定を下す助けになる」

 モナコは現在首位パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)との勝ち点差を11としているが、25日の試合でPSGがオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)に勝利した場合、その差は勝ち点14まで広がる。一方、トゥールーズは勝ち点1を拾ったことで降格圏への転落を逃れた。(c)AFP