【2月25日 AFP】17-18スペイン1部リーグは24日、第25節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は4-0でアラベス(Alaves)に快勝。ジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は試合後、終盤に獲得したPKの場面で、ハットトリックのチャンスでありながらカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)に譲ったクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)を称賛した。

 ジダン監督がギャレス・ベイル(Gareth Bale)を先発に戻したことで、再び結成された最前線の「BBC」は、チームが本拠地で自信を持ってプレーする中で3人そろって得点した。そして、ベンゼマの巧みなヒールパスで先制点をおぜん立てされていたロナウドは、後半44分のPKではキッカーを譲り、これを決めたベンゼマが今季4得点目を記録した。

 ジダン監督は「クリスティアーノのあの姿勢は非常に重要だ。カリムは良いプレーをしていたから、何としても1点が必要だった。クリスティアーノは2点を取ってチャンスがあったのに、カリムに譲る姿勢を見せた。二人の間に良い空気、良い関係がある証拠だし、こういった内容で勝ち続けることが極めて重要だ」とコメントした。

 首位FCバルセロナ(FC Barcelona)との勝ち点差は依然として14ポイントと大きく開いており、3位のレアルとしては優勝争いは実質的に終了しているが、リーグ4連勝で来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)出場権確保には大きく近づいた。

 ジダン監督は「こういった試合をできていることで、自信が戻っている。(3-1で勝利した)パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)戦からすごく良くなっている。それまでは何か欠けていた部分があったのだろう」と語った。(c)AFP/Jean DECOTTE