【2月24日 AFP】平昌冬季五輪は24日、スノーボード女子パラレル大回転決勝が行われ、チェコのエステル・レデツカ(Ester Ledecka)が金メダルを獲得し、スノーボードとスキーで2冠を達成する五輪史上初の快挙を成し遂げた。ソチ冬季五輪銀メダリストの竹内智香(Tomoka Takeuchi)は5位だった。

 世界選手権(FIS Snowboard World Championships)覇者で金メダルの本命候補として今大会に臨んだ22歳は、決勝でドイツのセリナ・イエルク(Selina Joerg)を下した。銅メダルは同じくドイツのラモナテレジア・ホフマイスター(Ramona Theresia Hofmeister)がつかんだ。

 スノーボードが本職のレデツカは先週、連覇を狙ったアンナ・ファイト(Anna Veith、オーストリア)やスター選手のリンゼイ・ボン(Lindsey Vonn、米国)が出場したアルペンスキー女子スーパー大回転を制して世界を驚かせ、今大会における最大級の話題を集めていた。

 2歳でスキーを履き、スノーボードは5歳から始めたレデツカは、どちらの競技でも世界選手権に出場していたが、今大会までスキーで表彰台を獲得した経験はなかった。

 一方、同日行われた男子パラレル大回転では、スイスのネビン・ガルマリーニ(Nevin Galmarini)が韓国の李相昊(Lee Sang-ho、イ・サンホ)を決勝で退け、金メダルに輝いている。銅メダルはスロベニアのザン・コシール(Zan Kosir)が手にした。(c)AFP