【2月24日 AFP】2015年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2015)期間中にロッカールームで転倒して頭部を負傷したことをめぐり、女子テニスのユージェニー・ブシャール(Eugenie Bouchard、カナダ)が米国テニス協会(USTA)に損害賠償を求めていた裁判で、USTAが支払いに応じることで和解に達した。米メディアが23日、報じた。

 和解の詳細については明らかにされていないが、米ニューヨーク州ブルックリン(Brooklyn)の連邦裁判所の判事は22日、ブシャールが脳振とうを起こした転倒について、USTA側に75パーセントの法的責任があるとの評決を下していた。

 現在23歳のブシャールは、夜遅くに終わった試合後に訪れた治療室で転倒したことについて、床に滑りやすい洗剤を塗っていたUSTAに責任があるとして、損害賠償請求(金額は非公表)を起こしていた。

 2014年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2014)で決勝まで勝ち進み、スターダムを駆け上がったブシャールだが、ここのところは当時のような活躍を残せておらず、最高で5位を記録した世界ランキングも現在は116位まで落ちている。(c)AFP