【2月24日 AFP】男子テニスのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が、来週開催されるドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2018)のワイルドカード(主催者推薦)を辞退したことが分かった。大会主催者が23日、明らかにした。

 同大会のディレクターは、アラブ首長国連邦(UAE)の英字紙「スポーツ360(Sport360)」に対し、「(彼の決断は)理解しているし、彼にとって良いことが、われわれにとっても良いことであると信じている。無理強いはできない」とした上で、「もしロッテルダム大会で優勝していなければ、絶対に来ていただろう」と語った。

 また大会ディレクターによると、史上最年長で世界ランキング1位に立ったばかりの36歳のフェデラーは、来年の同大会に出場する意向を示しているという。

 一方のフェデラー本人は同日、自身が受賞候補に挙がっているローレウス・ワールド・スポーツ・アワード(2018 Laureus World Sports Awards)の授賞式に出席するとして、27日にモナコ・モンテカルロに向かうと自身のツイッター(Twitter)で明かした。

 四大大会(グランドスラム)通算20勝を誇るフェデラーは、仮にライバルのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が次週開催のメキシコ・オープン(Abierto Mexicano TELCEL Presentado Por HSBC 2018)で栄冠に輝いたとしても、王座を維持することになっている。(c)AFP