【2月22日 東方新報】中国人民大学(Renmin University of China)主催の「2017中国文化産業系列指数発表会」が19日、北京市(Beijing)で行われた。発表された中国文化消費指数(2017)によると、文化的消費の中心は「90後」と呼ばれる1990年代生まれの若者だった。また、男性の文化的消費の総合指数が初めて女性を超えた。

 中国の文化的消費総合指数は2013年の73.7から17年には81.6に上昇、年平均成長率は2.6%だった。また、文化的消費環境指数の成長率が最も高く、年平均成長率は6.9%だった。

 中国人民大学文化産業研究院の曾繁文(Zeng Fanwen)執行院長は、「中国の文化的消費環境が大幅に改善している。また、文化商品の種類も豊富になり、品質も向上している。消費手段も多様化し、便利になっている」と話した。

 地域別に見ると、北京市、上海市(Shanghai)、浙江省(Zhejiang)などが5年連続でトップ10に入った。年齢別では、18~25歳の文化的消費意欲と文化的消費レベルの指数が最も高く、「90後」の文化的消費が盛んであることが浮き彫りとなった。実際の支出も最も多かった。

 また、中国で制作された映画やアニメ、ゲームの消費が急成長し、特に映画は初めて輸入映画の消費を超えた。(c)東方新報/AFPBB News