【2月22日 AFP】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は21日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が計画していたオーストラリア発の航空機爆破を阻止していたことを明らかにした。

 ネタニヤフ首相はエルサレムで行われた会議で、「イスラエルの情報機関がオーストラリア発の航空機を撃墜するという恐るべき大量殺人を阻止した」と述べた。

 イスラエル軍によると、8200と呼ばれる情報部隊が昨年、今回の攻撃を計画していたIS戦闘員らの逮捕につながる情報を提供した。最新の情報技術を使って機密情報を収集・分析。攻撃を阻止して多くの人命を救ったという。標的となっていた航空機の飛行時刻やルートは明らかにされていない。

 昨年、オーストラリアの警察当局はシドニー発アブダビ行きのエティハド航空(Etihad Airways)を撃墜する計画を立てたとして、容疑者2人を訴追している。当局によると、海外を拠点とする「IS幹部」が指揮していたという。(c)AFP