【2月22日 AFP】米ツイッター(Twitter)は21日、「ボット」と呼ばれる自動投稿プログラムを使用して情報を拡散しているアカウントを排除すると発表した。ツイッターのボットをめぐっては2016年の米大統領選で情報操作に利用されたと批判が高まっていた。

 同社によると、排除するのはボットを使ってスパムを生み出しているアカウントで、具体的には複数のアカウントで特定のツイートを拡散しているものなどが対象となる。

 開発者ポリシーの責任者を務めるヨエル・ロス(Yoel Roth)氏はブログへの投稿で、今回の変更は「ツイッターで交わされている大切な会話を狙った悪意ある活動の機先を制する上で、重要な措置だ」としている。

 ロス氏によると、自動で大量のリツイートをすることや、複数のアカウントを使って自動で他のアカウントをフォローすることなども禁じられる。

 一方で、気象情報や緊急情報など公的なサービスにかかわるアカウントは対象に含まれない。

 サードパーティーの開発者はアプリなどを3月23日までに新基準に従う仕様にする必要があり、できなければ停止される可能性がある。(c)AFP