【2月22日 AFP】コロンビア南西部にあるアフリカ系コロンビア人の地域社会でも毎年のようにクリスマスを祝うが、その時期は他の国々と比べると少し遅い。地元民の言葉で「礼拝」を意味する祝祭行事が行われるのは2月半ば。この伝統は、奴隷だった彼らの祖先が地主階級の白人と同じ時期にクリスマスを祝うことが禁じられていた時代にさかのぼる。

 太平洋沿岸のバジェデルカウカ(Valle del Cauca)州キナマヨ(Quinamayo)で行われる祭礼の中心となるのは、色とりどりに着飾った人々が練り歩く中を運ばれる赤ん坊のキリストを表した黒い人形だ。

 毎年、町中の人々が行列に加わり、赤ん坊のキリスト像を捜し求めて家から家へと移動する。キリスト像が発見されると、その後は、着飾った服を着た子どもたちがその像を厳かに運び、まぐさおけの中に寝かせる。

 アフリカ系コロンビア人は昔から排斥と貧困に苦しんできた。

「一部の黒人コミュニティーにとって、この祭りは抵抗の意味合いが強くなってきている」と指摘するのは、バジェデルカウカ州カリ(Cali)にあるハベリアナ大学(Javeriana University)の人類学者マニュエル・セビージャ(Manuel Sevilla)氏だ。

 同氏によれば、彼らにとってこの祭りは「カトリック信仰と福音伝道、アフリカに由来する儀式を合わせたもの」だという。(c)AFP/Santiago TORRADO