【2月22日 AFP】南米ペルー南部アレキパ(Arequipa)州で21日、山道を走っていた2階建てバスが谷底に転落し、少なくとも44人が死亡した。同国内務省が発表した。

 バスは、ペルーの主要幹線道路パンアメリカン(Pan-American)をはずれ、岩場の斜面から80メートル下に転落した。

 内務省によると、バスの乗客として登録されていたのは45人だったが、この数は死傷者数と一致していないという。だがペルーの州間バスでは、ルート上で頻繁に乗客を乗降させるため、出発時の乗客リストとは相違が生じる。

 混乱のなか、当局は負傷者の人数を公表していない。負傷者に運転手が含まれているかも不明だ。

 ペルーでは先月2日にも中部の沿岸地域でバスが崖から転落し、52人が死亡する事故が起きていた。(c)AFP