【2月21日 AFP】英国でファストフード大手ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)の店舗の多くが鶏肉不足で臨時休業に追い込まれている問題で、同社は20日、一部店舗では今週末まで営業できない状況が続くと明らかにした。

 KFCによると、契約を結んでいる国際物流大手の独DHLによる鶏肉の配達が滞っているため、20日夜時点で国内900店舗のうち約450店舗が臨時休業している。

 同社の広報担当者は「一部の店舗では今週末までトラブルが続くとみられ、休業したりメニューを減らしたり、営業時間を短縮する店舗も出てくる」と説明している。

 新しく配達契約を結んだDHLの配達が滞っているため、今週に入りKFCの国内700店舗以上が臨時休業に追い込まれた。同社は「DHLはいくつかの問題を抱えており、国内900店舗への新鮮な鶏肉の配達が非常に難しくなっている」と述べている。

 KFCの離脱症状に苦しむ客もいるようで、あるロンドン市内の警察署は「KFC危機に関する問い合わせはしないように。自分が食べたいメニューがないからといって警察にできることは何もない」とツイッター(Twitter)に投稿している。(c)AFP