【2月21日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)は20日、決勝トーナメント1回戦第1戦が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)は相手のミスを突いてリオネル・メッシ(Lionel Messi)がゴールを奪い、チェルシー(Chelsea)相手に敵地スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)で1-1の引き分けに持ち込んだ。

 チェルシーは後半17分、前半にシュートが2度もポストに嫌われたウィリアン(Willian Borges da Silva)のゴールで先制したが、迎えた後半30分、アンドレアス・クリステンセン(Andreas Christensen)の不用意なパスがアンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)にインターセプトされると、バルセロナはイニエスタのお膳立てからメッシが対チェルシー戦9試合目にして初得点を記録した。

 この結果、3月14日に敵地カンプ・ノウ(Camp Nou)で行われる第2戦でチェルシーは、準々決勝進出を目指すために最低でも得点を奪わなければならなくなった。アントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督は「メッシやルイス・スアレス(Luis Suarez)、イニエスタのような選手を擁している相手にミスを犯せば、代償を支払うことになる。残念ではあるが、突破できることを信じ、第2戦では大きな自信を持たなければならない」と語った。

 9年前のチャンピオンズリーグ準決勝でバルセロナは、試合終了間際にメッシのアシストからイニエスタが同点ゴールを決めた。そして今回はその役割が逆になった。エルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)監督は「われわれが試合を支配していたにもかかわらず、決定的なチャンスを作ることができなかった。得点を奪えたことはわれわれにとって良かった」とコメントした。(c)AFP