【2月20日 AFPBB News】寒さの中にも、春の訪れを告げる甘い梅の香り──。東京都文京区の「湯島天満宮(Yushima Tenmangu)」で梅が見頃を迎えつつある。今年61回目を迎えた「文京梅まつり」では20日、平日にもかかわらず多くの参拝者が訪れ、梅の花をじっくりとめでたり、写真を撮ったりしていた。中には、紋付き袴(はかま)の花婿と白無垢(むく)の花嫁が梅の花の前で記念写真を撮る様子も。

 境内には白や紅などの約300本の梅の木が植えられている。まだつぼみのものも多く、20日時点では3〜4分咲き。3月上旬までが見頃だという。友人と今年初めて訪れたという埼玉県在住の喜友名ハツエ(Hatsue Kiuna)さん(70代)は「想像以上。一生思い出に残る」とほほ笑んだ。

 会期中には、野点(のだて)や琴やお囃子(はやし)などの演奏、神輿行事も開かれ、約40万人が訪れるという。3月8日まで。(c)AFPBB News