【2月20日 AFP】(更新)イラン南西部ザグロス山脈(Zagros Mountains)で18日に同国のアセマン航空(Aseman Airlines)機が墜落した事故で、救助隊が20日、機体の残骸を発見した。同国革命防衛隊(Revolutionary Guards)の報道官が国営メディアに明らかにした。

 革命防衛隊のラメザン・シャリフ(Ramezan Sharif)報道官は国営イラン放送(IRIB)に対し、「革命防衛隊のヘリコプターが今朝、デナ(Dena)山で機体の残骸を発見した」と語った。

 IRIBのリポーターが捜索ヘリの操縦士の一人に取材したところによると、デナ山の標高約4000メートルにある村付近に遺体が散乱しているのが見えたという。

 革命防衛隊は19日から無人機を飛ばして、旅客機が墜落したとみられるエリアを慎重に見極める作業を開始。20日朝、そのエリアにヘリコプター2機を派遣していた。

 アセマン航空は安全基準に問題があるとして2016年12月に欧州委員会(European Commission)から欧州連合(EU)域内への乗り入れを禁止されている。(c)AFP