【2月20日 AFP】英国でファストフード大手ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)の700店舗余りが鶏肉不足により臨時休業に追い込まれている。契約を結んでいる国際物流大手の独DHLによる鶏肉の配達が滞っているためで、開業している店舗でもチキンメニューは食べられない状況だ。

 KFCの19日の発表によると、英国内のおよそ900店舗のうち先週末から700店舗以上が臨時休業を余儀なくされている。開店している店舗でも提供メニューを減らしたり営業時間を短縮したりしているという。

 声明の中でKFCは、新鮮な鶏肉が入手できない以上、商品の品質を落とさないためには休業やメニュー限定、営業時間短縮という措置を取らざるを得なかったと説明。この数日間、不都合をかけたり失望させたりした利用客に「本当に申し訳ない」と謝罪した。

 DHLも問題の解決に取り組んでいるとの声明を出した。(c)AFP