【2月19日 AFP】18日に行われた平昌冬季五輪のアルペンスキー男子大回転後に暴言を吐いたフランスのマチュー・フェーブル(Mathieu Faivre)が、同国代表チームから追放処分を受けた。

 アルペン女子のミカエラ・シフリン(Mikaela Shiffrin、米国)のパートナーとしても知られる26歳は、7位で終えた18日の競技後、銅メダルを獲得したアレクシス・パンテュロー(Alexis Pinturault)をはじめ、フランス勢が上位7人中4人を占めたことについて報道陣に問われると、「私がチームのことなんて考えていると思うか」と返答した。

「自分のことだけを考えてレースをするためにここにいる。奇跡なんて期待しないでほしい。W杯での最高成績は8位なのだから」

 これを受け、フランス男子スキーチームの監督を務めるダビド・チャスタン(David Chastan)氏は「懲罰的な理由により、マチューはフランスへ帰国する」「彼はレース後にチーム精神に反する発言を残した。それゆえ団体種目には出場しない」とAFPに語り、フェーブルを帰国処分にしたと明かした。

 昨年にスイス・サンモリッツ(St. Moritz)で行われた世界選手権(FIS Alpine World Ski Championships 2017)の混合団体で金メダルに輝いているフェーブルはその後、自分の順位を見た時に「結果に腹が立った」として、SNS上で今回の発言を謝罪している。(c)AFP