【2月19日 AFP】NBAオールスターゲーム2018(2018 NBA All-Star Game)が18日、ロサンゼルスのステープルズセンター(Staples Center)で開催され、両エンドで派手なプレーが繰り広げられたスリリングな一戦は、クリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)のレブロン・ジェームズ(LeBron James)率いるチームレブロンが、ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)のステフェン・カリー(Stephen Curry)率いるチームステフェンに148-145で競り勝った。

 いつも通りの2月中旬に、両チームのリーダーが選手を選抜するという新しい方式で行われた今回のオールスターは、チームステフェンの2点リードで前半を折り返すと、終盤にチームレブロンが逆転。最後は守備で相手の攻撃をしっかり止めて勝利を手にした。

 チームレブロンは試合残り34秒でジェームズがレイアップを決めて146-145と逆転。さらにジェームズ・ハーデン(James Harden)が3ポイントシュートを外すと、ジェームズのアシストからラッセル・ウエストブルック(Russell Westbrook)がレイアップを決めて3点差とした。そして最後はカリーにダブルチームを仕掛けてミスを誘い、そのまま試合終了のブザーを聞いた。

 選手兼キャプテンのジェームズは、ゲーム最多の29得点に加え、10リバウンド8アシストも記録して自身3回目のオールスターMVPに輝いた。

 今回のオールスターでは、例年よりも真剣勝負に近い試合を見られるようにするため、両チームのキャプテンが選手を「ドラフト」する形を取り、これがうまく機能した。ファン投票で各カンファレンス最多の票を集めたジェームズとカリーが、それぞれチームのキャプテンとして、スターターに選ばれた選手を最初に4人選ぶ形で候補の中から選手を交互にピックアップしていった。

 チームレブロンでは、ウォリアーズのケビン・デュラント(Kevin Durant)が19点、オクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)のポール・ジョージ(Paul George)が16点を獲得した。

 チームステフェンでは、トロント・ラプターズ(Toronto Raptors)のデマー・デローザン(DeMar DeRozan)とポートランド・トレイルブレイザーズ(Portland Trail Blazers)のダミアン・リラード(Damian Lillard)がそれぞれ21得点を稼ぎ出し、ミネソタ・ティンバーウルブズ(Minnesota Timberwolves)のカール・アンソニー・タウンズ(Karl-Anthony Towns)が17得点10リバウンドを記録した。(c)AFP